外壁塗装をする前には念入りな調査が必要

最終更新日 2025年5月8日 by ybercon

外壁の塗料が剥がれたりひび割れたりしていると、そこから雨水が外壁の中に入り込んでしまいます。
そうなると塗料の劣化がどんどんと進みますし、雨水が柱や梁まで濡らして腐らせてしまいます。
建物を支える柱や梁が腐れば、重みに耐えられなくなり倒壊する可能性も出てきます。

外壁塗装を施工する手順

ですから、定期的に外壁塗装をして塗料で建物を守らなければいけません。
それで外壁塗装を請け負う会社に依頼をすることになりますが、すぐに作業を解することはなく事前調査から始めます。
なぜなら、外壁がどのような状況になっているのかがわからないと、なにをすればいいのかがわからないからです。
経年劣化や厳しい環境にさらされたことなどが原因で、外壁が寿命を迎えていれば、外壁塗装をする前に適切な対処をすべきです。
劣化した外壁は交換することもあれば、重ね張りをすることもあり、何が材料として使われているのかによって対応が異なります。
そこまでひどい状態でなければ、ひび割れている部分を埋めるだけでもなんとかなるので、費用を抑えることもできます。

目視と打音

では、外壁の状態を調査するために、何をするのかというと主に目視と打音です。
ひと目見て、塗料及び外壁に問題があるところ、そしてハンマーなどで叩き外壁材の浮きなどを確認していきます。

場所によっては目視や打音がしにくい場所もありますが、そういうところを調べるのにわざわざ足場を組むのは手間と費用がかかります。
手間をかけずに外壁の状態を確認できる方法として、赤外線サーモグラフィーを使った調査を行う会社もあります。
外壁材にひび割れや浮いている部分があれば、周辺の健全な部分との温度差が生じるのですぐにわかります。
この方法ならば、戸建住宅だけでなく、マンションやアパートのような大きくて階層の多い建物も外壁を調べやすいです。

ドローンを飛ばして調査

最近ではドローンを飛ばして調査をすることもあります。
ドローンならば高所に上がる手間も省けますし、赤外線カメラを搭載しておけば短時間で正確な外壁の状態がわかります。

あとは、外壁の面積を計算して、作業量を求めます。
そうすれば、必要な塗料の量や作業の日数、人数などもわかります。
事前調査で調べるべきことは、他にも周辺の環境も含まれます。
作業をするとなれば足場を組むために鉄パイプを運ばなければならず、そのためのトラックが必要です。
なので、道路の幅や駐車できるスペースなども、事前の調査で明らかにしていきます。

まとめ

以上が外壁塗装をする上で事前に行う調査ですが、細かいやり方は会社によって変わります。
ただ安全性やスピードを重視するなら、最新の技術を積極的に取り入れている会社のほうが良いです。

外壁塗装大和市より引用