住宅」カテゴリーアーカイブ

外壁塗装をする前には念入りな調査が必要

外壁の塗料が剥がれたりひび割れたりしていると、そこから雨水が外壁の中に入り込んでしまいます。
そうなると塗料の劣化がどんどんと進みますし、雨水が柱や梁まで濡らして腐らせてしまいます。
建物を支える柱や梁が腐れば、重みに耐えられなくなり倒壊する可能性も出てきます。

外壁塗装を施工する手順

ですから、定期的に外壁塗装をして塗料で建物を守らなければいけません。
それで外壁塗装を請け負う会社に依頼をすることになりますが、すぐに作業を解することはなく事前調査から始めます。
なぜなら、外壁がどのような状況になっているのかがわからないと、なにをすればいいのかがわからないからです。
経年劣化や厳しい環境にさらされたことなどが原因で、外壁が寿命を迎えていれば、外壁塗装をする前に適切な対処をすべきです。
劣化した外壁は交換することもあれば、重ね張りをすることもあり、何が材料として使われているのかによって対応が異なります。
そこまでひどい状態でなければ、ひび割れている部分を埋めるだけでもなんとかなるので、費用を抑えることもできます。

目視と打音

では、外壁の状態を調査するために、何をするのかというと主に目視と打音です。
ひと目見て、塗料及び外壁に問題があるところ、そしてハンマーなどで叩き外壁材の浮きなどを確認していきます。

場所によっては目視や打音がしにくい場所もありますが、そういうところを調べるのにわざわざ足場を組むのは手間と費用がかかります。
手間をかけずに外壁の状態を確認できる方法として、赤外線サーモグラフィーを使った調査を行う会社もあります。
外壁材にひび割れや浮いている部分があれば、周辺の健全な部分との温度差が生じるのですぐにわかります。
この方法ならば、戸建住宅だけでなく、マンションやアパートのような大きくて階層の多い建物も外壁を調べやすいです。

ドローンを飛ばして調査

最近ではドローンを飛ばして調査をすることもあります。
ドローンならば高所に上がる手間も省けますし、赤外線カメラを搭載しておけば短時間で正確な外壁の状態がわかります。

あとは、外壁の面積を計算して、作業量を求めます。
そうすれば、必要な塗料の量や作業の日数、人数などもわかります。
事前調査で調べるべきことは、他にも周辺の環境も含まれます。
作業をするとなれば足場を組むために鉄パイプを運ばなければならず、そのためのトラックが必要です。
なので、道路の幅や駐車できるスペースなども、事前の調査で明らかにしていきます。

まとめ

以上が外壁塗装をする上で事前に行う調査ですが、細かいやり方は会社によって変わります。
ただ安全性やスピードを重視するなら、最新の技術を積極的に取り入れている会社のほうが良いです。

外壁塗装大和市より引用

現代で映えるオーガニックハウスの考え方

オーガニックハウスとは?

オーガニックハウスは有機的な建築物を指す、フランクロイドライトが根付かせた言葉です。

有機的といってもピンと来ませんが、ロイヤルウッドなど自然環境と共存して長く住める家、そう考えれば理解が深まります。

現代の住宅は流行による移り変わりに曝されやすく、数年後にはもう古くなるといったケースが少なくありません。

また住宅自体の寿命が軽視されているので、老朽化が進めば新築時とは様変わりしてしまいます。

オーガニックハウスではその時その時の最新技術を活かしつつ、長期的に心地良く過ごせる家造りを追求します。

設計思想として最高峰と評価する声もありますから、家造りや購入を検討している人にとっては見逃せないでしょう。

コンクリートに慣れ親しんだ日本人には、有機的という考え方は新鮮で驚きを与えてくれます。

日本では残念なことに、家は完成した直後から少しずつ価値が低下する傾向です。

高温多湿で自然災害が多いのも理由ですが、家に対する価値観が欧米と異なるのも原因です。

欧米では家を購入したら終わりではなく、住み続ける中でメンテナンスを行う文化があります。

更に資産価値の維持を前提としているので、家の扱い方がまるで違います。

DIY精神が根付いている欧米でオーガニックハウスが生まれた背景

日本でも古い家はリフォームという形でメンテナンスされますが、これでは大きなコストの発生が免れません。

逆に欧米はDIY精神が根付いているので、大抵の劣化や不都合は自分たちでなんとかしてしまいます。

ロイヤルウッドなどのオーガニックハウスはこのような精神の根源、あるいは発展形とも呼べる考え方の一つです。

家は人が住み自然環境に曝されることから劣化は避けられませんが、それでも上手く回避して共存できる方法はあります。

設計上の劣化防止策は代表的な共存案で、徹底した土台造りが大きな違いです。

湿気や地震の影響を最小化する為に注力されますから、実はこの部分の施工にとても手間が掛かります。

しかしそのお陰で建物の寿命が延びたり、安心して暮らせるようになっています。

肝心の壁は外気の影響を受けにくい造りで、雨水と共に内部に浸入しないのが特徴です。

一旦外気を壁内部に取り込みはするものの、断熱材や石膏ボードに含まれた湿気を一緒に排出できます。

これによって日本の住宅の課題だった、壁の結露による住宅の劣化が大幅に改善できます。

空気の通り道は勿論床下にもありますが、壁を通って天井に抜ける造りとなっています。

それにより住宅の外壁側の湿度が適度に保たれ、壁の内部で結露を起こりにくくすることに成功しました。

一方で100年経っても変わらない、本当の意味で長く住める住宅の秘密は他にもあります。

個性的なデザインはインパクトを与えますが、長期的な視点で考えると飽きを感じさせます。

資産価値が下がりにくく、長く住める

反対にシンプルな家は飽きさせない代わりに、これといった面白みもないのが現実です。

所がオーガニックハウスの思想では新しい視点に立って、有機的なデザインの獲得に成功しています。

外観は素朴ですが、洗練されていて随所に拘りがあることが分かります。

異なる素材を上手く組み合わせる方法で、活き活きとした住環境が確立できるのも強みです。

住宅なので少なからず劣化はしますが、風化はしないことから資産価値が保たれます。

そこに住む人には飽きがなく、何時でも気持ち良く過ごせる可能性が高くなるといえます。

大きな窓や外光を採り入れる設計ですから、毎日の風景を飽きさせるどころか、新鮮味を与えて楽しませてくれるでしょう。

文字通り生きているかのような家なので、有機的な建築、オーガニックハウスと呼ばれています。

有機性は屋内にも浸透していて、例えば部屋と部屋や人同士の繋がりを大切にします。

核家族化が進んだ現代社会では、コミュニケーションが減って家族の絆が希薄化しています。

ただ社会で人は一人では生きていけませんし、人とのコミュニケーション能力が求められます。

有機的な家は人の繋がりを取り戻して、人間らしさを再認識させてくれる場所にもなります。

会話が増えて何でも話せるようになったり、自己表現が上手くできるようになるので、喜怒哀楽が増して笑顔も増加するはずです。

火に対する思いも有機的な建築ならではで、暖かさと優しい明るさが得られる暖炉が象徴的です。

火を使うので安全性は気になる所ですが、その安心は優れた防耐火性能によって実現しています。

木造なのに耐火性能が優れていて、しかもこの造りは標準で設計に織り込み済みです。

つまり万が一の事態も想定されているからこそ、理想ではなく現実として100年暮らせる家になっています。

拘り抜かれた家なので、住宅の価格に関しては仕方のない部分があります。

ただし資産価値の下がりにくさと長く住めることを思えば、むしろ安い買い物と感じられても不思議ではありません。

国内外で高く評価されている設計思想ですから、この考えを採り入れて造られた家は完成度が高く本物です。