引っ越し業者の値引き額だけに惑わされないように

最終更新日 2025年5月8日 by ybercon

複数の業者に引っ越しの見積りを依頼する際、料金以外にも比較するべきポイントはたくさんあります。
まずは希望通りの引っ越し日時で行ってくれるのか、大型の家具や家電などの扱いはどうなるのか、万が一の際の補償についてはどうなっているのか、そして魅力的なサービスが含まれているのかなどです。

交渉する際に、他社にも見積り依頼をしていることをにおわせると引っ越し料金が値引きされることもあります。
引っ越し業者にとっては1件でも多く客を取りたいと思うのは当然です。
競合他社が自社よりも安い料金を提示していることを知れば、最初の金額から値引きがあったり魅力的なサービスを提案してくるケースはとても多いです。

その魅力的なサービスの中の値引きについてですが、ここでも少し気を付けていただきたい点があります。
たとえばA社では最初の見積額から値引きが2万円、B社では5000円だったとします。
値引き額だけで比較するとA社のほうが大きな値引きをしてくれ貢献してくれているような感覚になるのですが、値引き額だけにとらわれ過ぎるのも少々危険です。

大きな値引きをしている場合、最初の総額が高くなっている場合が多いです。
逆に値引き額が小さくても、最初の見積り時で人件費や工事費、運賃などを抑えている業者もあります。
大手の引っ越し業者の中には、最初の段階では人件費や運賃を多めに見積もり、値引きすることで妥当な引っ越し料金に持ち込むところもあります。

実際には値引きはされておらず通常の料金になっただけなのですが、値引き額の大きさに魅かれてしまう人がとても多いのです。
ですので値引き額の大きさだけで損得を考えるのではなく、見積書の細かな部分の金額を一つ一つ比較していただきたいと思います。
また荷物を詰める段ボールなどは業者によっては何枚でも無料で提供してくれるところがあります。

たかが段ボールと思いますが、購入すると結構な値段になってきます。
しかも引っ越しが終わってしまえば段ボールは確実に邪魔になってごみとなります。
こういった消耗品はできるだけお得に手に入れて活用していきたいですね。

最終的にこの引っ越し業者にすると決断したら、引っ越しの準備に取り掛かります。
この準備に関しても引っ越し業者がサービスで行ってくれるところもあります。
たとえば梱包や荷造り、荷解き、引っ越し後の掃除など、その業者独自のサービスが用意されていますのでこういった点にも目を配って良い業者を選んでいただきたいと思います。